Saturday, August 18, 2012

アリゾナに住むということ

アリゾナからシアトルに引っ越して、7月末で一年が経ちました。

1年経った感想は、次の仕事のあてもないのに安定した仕事を退職してまでも、引っ越して来た甲斐があったと思っています。全く後悔していない。

3ヶ月の無職生活のあと、幸いにしてもっといい仕事に恵まれたし、何よりも気候と環境が素晴らしい。

シアトルと言えば雨と曇り空のイメージなのですが、実際の降水量は日本より全然少なく、曇や霧雨が殆ど。雨が降っても傘をさすまでもない日が多い感じです。

アリゾナの雲ひとつない直射日光でなく、シアトルでは晴れた青空も日本のように少し遠くに雲の層がある青空。直射日光特有の痛い感じではなく、紫外線をそこまで恐れる必要もない。

シアトルでは嫌われている曇り空も、私にはアリゾナ生活9年のリバウンドのせいか、とても新鮮で曇り空でも外出できることが嬉しいのです。アリゾナでは夏の8ヶ月間、暑いし紫外線がすごいし、外で思い切り走ったり活動はできませんでしたから。

アリゾナは本当に、冬の4ヶ月間だけバケーションに行く場所なんだと思います。



日本は最近、エネルギー源を気にして、節電ということが国民の意識に中に出てきていますが、アリゾナではエアコンなしでは冬の4ヶ月以外、生きていけません。

しかし、アリゾナ住民は外は摂氏40度以上でも、室内は建物全体を摂氏22度に保つのが当たり前とエアコンをガンガン使い、エネルギーのことなんて全く気にも止めません。

夏は「暑い暑い」と(私には)寒い部屋・オフィスにこもりながら、冬になるとエアコンを摂氏26度にあげる という自己矛盾にも気づかない人達が多かったです。

そういうところも、特に東日本大震災以降は目についてしまい、そういう感覚のマジョリティーの中にいるのも私にはしんどかった一つです。

彼らはエネルギーなんて考えないというか、そもそも少しでも考えたら、アリゾナ州、特にフェニックス周辺に冬以外に住むということは、エネルギーに完全依存した生活しかないわけで・・・。フェニックスに住むということがどういうことか、結局そこに行き着いてしまうので、エコな人はフェニックス永住は無理ということになってしまいます。

夫の祖父母は冬はフェニックスの家に滞在し、夏はペイソンなどアリゾナ州でも北の方にRVで移動して数ヶ月間過ごすという隠居生活をしていたらしいです。ネイティブ・アメリカンも、そういう移動生活をしていたんですよね。暑いので。

それなら納得なのですが、毎日数ヶ月間摂氏40-45度のエアコンがないと熱中症で生きられない生活なんて、やっぱりおかしいと思う。



アリゾナとシアトルの生活比較はこうして書きだすと、この他にもアリゾナが完敗ばかりになってしまうので、この辺でやめておきます(笑)


 一言で言うと、アリゾナはきっと日本人の場合、仕事の都合で住むことになったという人以外、自らすすんで住むのに選ぶということは、ほぼありえない土地だと思う。選べるなら、アリゾナより他にいい場所が全米広いし、多すぎる(笑)


でも、冬にバケーションで短期滞在するには、最適な場所です。セドナやグランドキャニオンなんか、オススメ。

あと、大学はアメリカ留学を考えてる人には、生活費、学費、生活の便利さ、教育の質など考慮すると、アリゾナは一押しです。

私の9年間のアリゾナ生活は、大学を卒業したことが一番の収穫でした。値段の割に、価値が大きくお買い得。特に、ASU(アリゾナ州立大)とUofA(アリゾナ大)は全米でも有名な州立大なので、どこへ行っても認識してもらえます。

全米で大学名が通用するというのは、転職が当たり前のアメリカ生活では実は大きい影響があると、今回の私の転職活動でも実感しましたよ。